研究会活動

令和5年 活動報告

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令和05年06月15日
テーマ:米国ストリップス債(30年債)取引における問題点(手数料、説明すべき内容等)
報告担当:片岡利雄弁護士

令和05年06月15日

テーマ:米国ストリップス債(30年債)取引における問題点(手数料、説明すべき内容等)

報告担当:片岡利雄弁護士

ストリップス債とは、元々は利付債であった債券を、元本部分と利息部分を分離(ストリップ)し、別々に取引できるようにしたものであるところ、米国のインフレが減速し、米連邦準備理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの思惑から、2023年に米国で最も高いパフォーマンスを達成する資産として国債が機関投資家調査で首位に立っていたことを背景に、日本国内でも米国ストリップス債が年明けから販売されるようになったが、現時点ではまだ年内2回程度の利上げをFRBが公表しており、購入時からのマイナス幅が広がっている現状について、同債券の実質的な手数料や販売勧誘時にどのような説明をして販売すべきか等について意見交換が行われた。